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中秋の名月

天気予報では曇り空

十五夜の月に会いたいと散歩に出かけた。

雲の切れ間に光が見える

期待半分、諦め半分

空を見上げながら小半時ほど歩いた。

突然、雲が切れて月が顔を出す

少しぼんやりした明かりだが間違いなく十五夜の月

 

幼いころススキを飾りクリやサツマイモ、季節の果物を供え月の出を家族で待った。

父が拝みその後、子供たちがお供え物をいただく

お金持ちの家も、貧しい家もそれなりの十五夜を祝った。

あの頃は心を病む人が今より少なかった気がする。

 

雲間に見え隠れする十五夜の月を愛で、そんな事を考えながら歩いたた。

 

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