枯葉の舞う季節
神宮のイチョウ並木も色づき始めたことだろう
遠くに足を延ばさずとも街路樹のナナカマドが陽の光に輝いている
秋は草木が冬支度、めぐりくる春のために栄養を蓄え休眠する
先日会った御婦人
長年続けてきたことを辞めると言う
高齢になり思うように体が動かない、仲間と同じ動きができない自分に嫌気がさした、これを機に少しずつ活動の範囲を狭めていこうと思う。もう歳だから仕方がない。
いつも前向きな方の思いつめた顔
夏の間、太陽とともに起きて作業をし収穫の秋の喜びを語っていた同じ方とも思えない言葉の数々
体調不良とともに気力も低下したようだ
けじめをつけたいと言うならそれもいい
誰しも疲れた時、思うようにいかない時はあるものだ
そんな時、周りの人が自分より優れて見える
思い切って休むのもいい
距離を置いて自分を振り返ることも必要だ
それでもその原因を年齢のせいにするのはやめよう
太陽の光の弱くなるこの時期、
植物ばかりではなく人間も栄養補給のときかもしれない
ゆっくり休養して
自分の楽しいと思うことをして見るのはどうだろう
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